妻の誕生日について良心と対話した内容です

50代男性

 妻の誕生日に、良心の声と対話したときの内容です。

今日は妻の誕生日だけどどう思う?

 「妻を愛しているんでしょう!」

愛しているけれど、朝起きた時に、妻から「あれ? 何か言うことないの!」と言われて、
一瞬誕生日を忘れていて、それは私が悪いんだけど、なんか祝いの言葉を要求されているようで、
ちょっと嫌な気持ちになったこと知っているでしょう?

 「でも本当のあなたはわかっていると思わない?」

え、 何が?

 「今日という日があなたにとっても、大切な日だと言うことが」

私にとっても大切な日? と聞き返しました。

 「そうだよ! 彼女が生まれてこなければ 今の幸せも ないでしょ?」

私はためらいがちに返事をしました。すると、

 「あなたは彼女でなければだめでしょ!」

確かに妻には感謝しているし、彼女のおかげで随分助けられたことは事実です。
良心からはさらに言葉が続きました。

 「二人が出会うのは奇跡の連続っていうこと…そんな風に思って見たことある?
  それに今まで歩んでこれたことも、振り返ってみて…たくさん助けられていたでしょう?
  あと何回くらい二人で誕生日を祝えると思うの? だから今日はとても、
  2人にとって大切な日だと思うよ」

私は心の中に感じる言葉を聞きながら、妻への感謝が足らなかったことに気づきました。
そして次の言葉が返ってきました。

 「世界中のどこの誰よりも、 祝う心があればいいんじゃない?
  あなたにとって彼女は絶対に必要な人。そして彼女にとってもあなたは絶対に必要な人。
  誰とも取り替えることのできない かけがえのない大切な人。そう思わない?」

そう問いかけられて、私は何十年も共に生活していると、
一緒にいてくれることが当たり前になってしまって、 妻がいてくれることの尊さや、
大切さを見失いかけていたのかしれないと気付きました。

その夜、この内容を妻に伝えたところ、彼女も喜んでくれて、
とても楽しい時間を過ごすことができました。

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