20代女性
私の母は私が高校生の時に亡くなりまして、
以来、私が一家の食事作りを担当しています。
父は帰りが遅いのですが、私も仕事を終えてから作るので、
食事作りをするのも遅くなることがあります。
父の方が先に帰ってくるときがあり、料理を作っていないのかと怒られたり、
人間性も否定されたり、
そこまで言わなくてもいいのではないかという気持ちのなかで料理を作っていました。
ふと自覚を取り戻すと、理想のお父さん像を押し付けている自分に気づきました。
人を傷つける人はダメな人と思っている、その人が父だと結びついていまして、
自分が無意識に否定していると気づきました。
男手ひとつで育てていく中での不安や責任というものがあると感じて、
父の事情というものを初めて感じられたなと思います。
今後、いろいろあるかと思いますが、
父の願いに応えていけるように、支えたい気持ちが湧いてきたと思います。