夫に委ねても大丈夫と思えるようになってきました

50代 女性

私の夫はまったく家事を手伝わない人でした。
食事をしたらすぐ寝てしまい、その姿に30年間葛藤してきましたが、
心の浄化を通してその葛藤が溶かされてきました。

夫の仕事が休みの日、私がなかなか起きられないときに、
朝7時に起きたら、夫がお湯を沸かし目玉焼きができていました。
洗い終わった茶碗を片づけて、お湯を沸かしているのは見たことがありましたか、
目玉焼きは彼の人生で生まれて初めての出来事だと思います。
私が否定しなくなり思い込みを手放したので、優しい夫の本性が出てきたのだと思います。

別の日、夫婦で電車で出かけるときのことです。
車で出かけるときは一つの空間を共有していけますが、
電車のときは、足の早い夫を私が一生懸命追いかけていく感じで、話なんてできないという状態が常です。
なかなか夫婦が一つになれないのはここなんだよな…という怒りがむかむかとわいてきました。

急激にあがる感情を実況中継しつつ、この思いはどこから来ますか? と自己観察してみたところ、
小さいころに、忙しい母に置いて行かれるということが嫌で、必死に追いつこうとしてきた記憶や、
母は私を置いて行こうとしているのではないか? という過去の不安や恐れが出てきました。

幼児期のことなので、解き放すのに時間がかかるのかなと思いましたが、
もう過去のことだからもう大丈夫、私も大きくなったからもう怖くないよという風に、
一生懸命生きてきた自分をほめてあげるようにしてみたところ、
このままでも大丈夫、夫のペースに委ねても大丈夫と思えるようになってきました。

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