子育てでのこだわりを手放して

50代女性

私の息子は高校二年生です。私が40歳のときに生まれた一人息子なので、とても可愛いです。
息子をみるといまだに口をついて「可愛い」と出てきます。息子はやめてくれと言っていますが(笑)。

それだけに私の期待は大きくなり、その期待で息子の心をぎゅうぎゅうにしていた時期もありました。
それで息子の心はいっぱいいっぱいになり、学校にいけなくなった時期もありましたが、
「思い通りでなくても大丈夫」とワークを通して私の固定観念を手放していくと生き生きしてきました。

先日、息子と進路をどうするかという話をしました。
それまで理系のコースにいたのですが、息子は「お母さん文系に行きたい」と言い出しました。
言語学者になりたいのだといいます。

言語学者になんかなれっこないじゃない、そんなことは…と否定する気持ちが湧いてきましたが、
うんうんとそのまま聞いていると、
たまたま国語の試験が何回かクラスで一番になったことがきっかけだったと言います。

それでどうやって結婚して家族を守っていくのよ、大変なのよという思いがありましたが、
もう一方では、やりたいと思うことが見つかったのは良いことだよと感じている自分もいました。。

そのままを受け止めていると、
最後に、お父さんお母さんにこんなふうに親孝行をしたいと思っていて…という話が出てきて、
この子はきちんと家族のことを考えて生きようと思っている姿を見ることができ、平安を感じました。
最初に否定しなくてよかったなと思います。

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