自分が囚われて誤解していたことに気づけました

30代男性

職場で、とある先輩にひっかかるということがありました。その言動にひっかかって、LINE上で激しく責め立ててしまいました。

仕事上の誤りがあるなと思ってそのようにお話ししたら、逆に君が間違っているという指摘が返ってきまして、ああこの先輩は絶対に自分が正しいと思っている、正していかないといけないという思いでメッセージを送っていると、逆にあなたが間違っていると言われてしまったのです。

やりとりが続いて、お互いにお互いの怒りに気づいてきて、少し意識を「今ここ」に戻せたとき、やりとりの途中での「もっと詳しく言ってくれないとわかりません」という先輩からの一文がふと目に入りました。

それまではこの一文が目に入っていなかったのです。自分も確かに説明が不十分だったなと気づくと、囚われていたのは自分だったと気づいて、先程までは絶対に誤りを認めさせようという立場でしたが、率直に謝ることができました。

言いたいこと言ってもいいんだとか、男はぶつかってひとつになるという一般論もありますが、こうしたやりとりをしてみると、とても大きな後悔が残り、少なくとも自分にはそれはないなと思いました。愛を中心としなければ率直なやり取りも分裂を生み出すなと感じました。

良心にこのことを相談すると、「謝ったから大丈夫」と言われて、実際に先輩にお会いしてもごく普通に接してくださいました。もっと良心に尋ねていきたいと思います。