当たり前だと思っていた景色に感動

20代男性 Iさん

日々の生活の中で、「意識を今ここに戻す」実践を特に意識していました。

しかし、なかなか最初は実践しても、神様の真の愛を体恤するところまではいきませんでした。

その日教会を早めに出て家に帰ったので、体力づくりのために夜ランニングをすることにしました。

家を出て公園を目指し、1時間ほど走って、家に戻るために大通りを走っている時の事でした。その時走りながらも「意識を『今ここ』に置く」ことを意識しながら、周りにうつる風景や、街頭の木々、ビルの建物などを観察していきました。

大通りに面した家が何件か並ぶところに走りかかった時、その中のある家に駐車している赤い車が目にうつってきました。

立ち止まってその赤い車をしみじみと見つめていきました。するとその赤い車の「ありのまま」の形、色が目に入って来ました。見とれてしまいました。『なんて美しいだろう!』心の中から感動が湧いてきました。

そして、車から、道路、ビル、建物、電柱、街頭のあかり、その一つ一つから、『なんて美しい世界なんだろう!』という感動が心から溢れてきました。

そしてその美しさに感動して涙が出てきました。

今まで何度も通った通りのいつもの風景、今まで当たり前のものとして見過ごしてきました。しかし、意識を『今ここ』に置きながら、囚われのない心で見ることによって世界が一変していきました。

これが神様と人間、万物が一体となっていく創造本然の世界なのかと実感させていただきました。

正午定着の訓練を通して、囚われの思いから解放されることで、実は今自分が生きている今ここが、天国なんだということを実感させていただき、貴重な体験でした。

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