罵声を浴びせる人も、すでに許している自分に気づいた

20代男性

数日前、自転車で職場に向かっていたときのことです。
狭い道で、道の向こうから婦人の方が歩いてきます。
向かいからくるのですが道の真ん中を歩いていました。イヤホンをしてスマホを見ながら歩いています。

普通の人なら、「交通マナーがなってない!」と思ったかも知れませんが、
その時は私は囚われませんでした。うまく接触せずに通り過ぎるようにしました。

すれ違う瞬間にさすがにあちらも気づいて、
「すみません」とひとことくらいいうのかな! と思っていたら、
後ろから「バーカ!」と罵声を浴びせられました、

交通マナーが悪かっただけでなく罵声まで浴びせて来るとは! と衝撃を受けました。

さすがに思考が動いて囚われました。「あほとは戦うな」という趣旨の本があるのですが、
その本が思い起こされて、瞬間的にはすっきりしました。
しかしだんだんと、それだけでは腑に落ちていない自分を感じました。

私はすっきりしましたが、その婦人との関係は断絶されてしまったままだな…。
本当の私はどうしたいですか? と尋ねると、許したい、
本当の私はもうすでに許しているのですか? と尋ねると、許している、と答えが帰ってきて、
暖かい気持ちが湧いてきました。

利害中心でなく、真の愛を中心として生きる文化、これを拡大していきたいと思います。

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