20代女性
婚約者と共に、結婚の挨拶のために私の両親を訪ねる直前のことです。
親からこう質問されたらこう答えようとか、そういう共有をしておこうと思い、
私たちからはどういう話をしようかな? という相談を彼に投げかけたところ、
「結婚させていただこうと思っています、と言おうと思う」と言ってきました。
当たり前でしょ! そのために行くんでしょ! もっと細かい打合せをしたいと思っているのに…
この人はいつも楽観的で現実がわかってないんだから!
という怒りと葛藤が湧いてきたので、自己観察と心の浄化をしました。
結果として、自分の心の中が不安と恐れでいっぱいなんだと気付きました。
彼が親から見てどう映るかが重要だから、どう装わせよう?
もし今回失敗したらどうしよう? という心配に囚われていたとわかりました。
自分があれこれ言われるのは大丈夫だけれど、
彼が何を言われるかわからない、それは彼に申し訳ない、という私の不安や恐れ、心配の裏返しとして、
しっかりしてほしいという要求になっていたなと思いました。
これが、「彼が両親に気に入られてほしい=私の思い通りになってほしい」
という強欲だと気が付きました。
予定通りに行かなくても、仲の良い姿を見せられたらそれが一番いいと腑に落ちて、
彼にもごめんなさいと謝りました。
彼は私の両親の前で「娘さんと幸福な家庭を築きます」とキッパリ立派に話してくれ、
両親も良い男性だと喜んでくれました。ありがとうございました。