40代女性
私には中１の息子がいます。もともと穏やかな子だったのですが、真面目な性格で、
小学校の終わりあたりから、妹の生活態度が気になって仕方がないらしく、
｢もっとしっかり勉強しよう｣とかなりしつこく妹を教育するようになりました。
私がワークの内容を学ぶときに、息子も一緒に学ばせたことがありました。
まだ難しかったかな…？ と思いましたが、あとで感想を聞いてみると、
｢ママ、今日は心を刺されたよ！｣というのでびっくりしました。
どういうこと？ と聞くと、「僕は妹に対して囚われてたよ」
「こうでなくちゃだめだって囚われてた…ありのままでいいんだよね。心が楽になったよ」
というので、すごいな、そんなことを感じられるんだと驚きました。
そして私が、「そうだよね、勉強なんてできなくてもいいんだよね」というと、すかさず、
「ママ、そういうことじゃないんだよ！
分からないって言ってきたら、優しく教えてあげればいいんだよ」と言ってきました。
形にこだわったり、良いこと悪いことがごちゃごちゃしてしまう私に対し、
息子は動機と思いを変えることが大切なんだ、ということをナチュラルに、
造作なく理解していて、こちらが学ばされました。
息子は以後、ピタッと妹にガミガミ指導することがなくなりました。
もしかして、あれこれ囚われが多い大人よりも、
子供のほうが感性鋭く本質を理解しているのかもしれません。