自分を無にしていくと、そこにはすでに美しい街があった

20代女性

仕事で街を歩きながら、ずっと人と万物に感動し感謝するワークをしています。
目の前を通りすぎる人に向かって、

「いつもありがとうございます。お疲れ様です。お元気で」
と心の中で言うと、見た目は沈んでいる人、すごい形相で通りすぎる人からも、
どの人の良心からも、「ありがとう」「あなたこそ」とすがすがしい声が返ってきました。

なぜかとても楽しい、嬉しい気持ちになっていくのがわかりました。

良いことでも悪いことでも、過去の残像がいま残っている感じがするときには、

「話を聞いてくれて喜んでいる自分は本当の私ではありません。
 私の話を無視され、諦めている自分は本当の私ではありません…」
と、今ここにない思いをすべて手放していきます。

するとやがて無になり、音が聞こえてきました。
靴の音、車の音、おしゃべりの…そして、人の流れが川の流れのように感じ、
ビルはまるで木々と同じように見えます。

汚れた道路から人々や車、信号、ビル、空まで全てがそこにおさまり、芸術的な装いで目に映ります。
自然の中でワークしているのとなんら変わらない、美しい街がそこにありました。

夕方、デパートの地下のベンチで休憩しているとき、
「神様は今日、どうでしたか?」と聞くと、自分もよくわからず涙目になってしまいました。

心の声は無言のままでしたが、「あなたの気持ちを受け取ったよ」と、
きっと表現されたのだと感じました。
今ここにある天国を感じています。

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