家族のように思える、それが本当の自分だと気づいた

40代女性

私は良心との対話というよりは、2つの声がずーっと心にあって、
それが戦っているという日々です。「これは本当の自分ではありません」と唱えながら
乗り越えようとすることを繰り返していました。

買い物の帰り、自転車に乗っていると、ごみ収集車が微妙な位置に止まっていました。
「もう少しこちら側に止まってくれたら邪魔でないのにな」と普段なら思うところです。

実際にその思いが出てこようとしてくる刹那、それより先に
「これは本当の自分とは何の関係もありません」という言葉が浮かびました。

すると作業をしているお兄さんが汗を流している様が目に入り、
いつもありがとう、頑張ってくださいねという思いが自然に湧いてきました。

車の横を通り過ぎたあとに、ふとそう思った自分に気づき、
温かいものが心からこみ上げて、これが本当の自分なんだ、
それにずっと気づいていなかったんだとわかりました。

見ず知らずの人でも家族のような感覚を持てるのだな、
こういう心でいつも暮らしていければいいんだなとわかりました。

分類: