40代主婦
私の夫は、家に帰ってきたときに部屋が散らかっていると、必ず激しく怒る人です。
また、帰ってきた時に食事が出来上がっていないと、やはり激しく怒ります。
怒られることが続くと、言いたいことや相談したいことも言えなくなって、
だんだんと夫婦の関係も冷え込んできていました。
ワークに取り組むようになって、夫のことを良心に尋ねるようになりました。
あるとき、仕事の関係で本当に帰りが遅くなってしまって、
「このままだと怒られる、どうしたらいいだろうか?」と良心に尋ねたら、
「それなら早めに、遅くなると謝っておいたら?」と心から気付きが与えられました。
家族のライングループに「遅れます、ごめんなさい」と送ったら、
なんと娘が食事を作っていてくれました。
別の遅くなった時、また怒られると思って、良心に聞いてみました。
そうしたら、「夫に料理を作ってもらうよう頼んだら?」と言われました。
えー! 夫が料理? それはどうかな…と思いましたが、ラインで頼んでおいたところ、
家に帰ったらなんと主人がカレーを作っていました。
俺のカレーは美味いぞとむしろ自慢げで、怒られずに済みました。
そういうことがつづいて、怒られることが少なくなってきました。
そんなあるとき「母親は子どもを怒ったあと、自分を責めるんだよね」という言葉を聞きました。
確かにそうだな、では、よく怒る自分の夫はどうだろうか?
夫はあれだけ怒ったら、自分を責めて苦しんでいるんじゃないかな…。
その苦しみが我がことのように感じられたとき、苦しめてしまっていることを謝りたいと思い、
ラインで「怒っているとき、苦しかったんじゃないですか? 本当のごめんなさい」と送ったら、
夫から「そうだよ大変なんだよ、やっと分かってくれたか」と返事がありました。
苦しんでいるのは自分だけだと思っていましたが、心の目で見て
夫のもっと深い心情を感じることができ、夫婦として一歩深まったと感謝しています。