「人の喜びのために生きたい」と思っている本当の自分に気づいた

40代男性

 私は総務職です。毎日、「やらなければならないこと」が山積みです。

 4月2日のことです。多忙な折、突然上司から、
あるところに書類を車で届ける指示を受けました。
はいと答えたものの、
心中は「ゴミ箱でも蹴とばしたい!」という思いで一杯でした。

 渋滞に何度も巻き込まれ、イライラもピークに達したときに、
目の前の桜を見ながら、自覚を取り戻すワークをしてみました。

 「私は今、桜を見ています…」と自覚を取り戻した瞬間、
「桜は散る瞬間まで、人の喜びのために咲いているんだよ」という言葉が、
私の心の中にこだましました。

 心の奥底から温かい思いがあふれ、30分近く涙が止まりませんでした。
「人の喜びのために生きたい」と訴えている本当の自分の姿に気づきました。
それから、見える世界が変わってきました。

 上司からの命令は、上司から頼りにされていること、
面倒だった電話対応は、助けを求めている人の役に立てること――
そう心から思えるようになりました。本当の自分との出会いに感謝しています。

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