60代男性
電車の中での話です。
通勤の電車はいつも混雑していて、腰が痛い中でもずっと立っています。
その日はシルバーシートの端っこがあきまして、座らせてもらうことができました。
座ってみたら、ドアの閉まり際に80代かな…というおばあちゃまが乗ってきました。
私の周辺は30代~40代、60代は私だけという中、おばあちゃあまは私の前に立たれました。
どうして私の前なのかという思いも湧きましたが、
もう一つの思いでは「どうぞ~」と笑顔で譲るイメージが湧いてきて、
少しの勇気でそのようにしました。
おばあちゃまはありがとうありがとうと感謝されていました。
「私が一番若く見えましたか?」と聞こうと思いつつ聞きませんでしたが、
「お前が一番若く見えたんだよ」という思いが湧いて、とても嬉しい気持ちになりました。
一駅でおばあちゃまは降りていかれて(笑)、その席に座ってみると、心も嬉しく体も嬉しく、
電車の座席に座ってこんなに嬉しかったことはない、という体験をしました。
心も体も元気になって良かったです。