真面目さゆえのハードルの高さで自分を苦しめていたと気づいた

30代女性

 4月から転職をしました。前職は5年間営業の仕事をしていましたが、
 今回は監査法人に就職しました。もともと、ある税理士法人から内定をいただきましたが、
 いざ働き始めてみると、税理士法人には配属されず、同じ法人内の監査法人に配属となりました。

 公認会計士の方と一緒に仕事をするのですが、
 この業界は資格があるかないかで全く違うというのがわかりました。

 私は会計大学院には行きましたが、この仕事は私に向いてない!と思って、
 資格取得はしていませんでした。でもこのたび挑戦してみることになりました。

 一ヶ月あまり仕事をしていると、向いていないなと思う場面ばかりです。
 みなさん会計のこと以外の話題も豊富で、お客様の業界に合わせて話しているし、
 引け目をたくさん感じます。

 資格を持っていると、お客様から「◯◯先生」と呼んでもらえますが、
 わたしは名前すら呼んでもらえないというのもなかなか辛かったです。

 この進路選択は正しかったのかな? と心に問い続けていた時、
 ある人の実践報告を読みました。

 そこに「大変な道を行かれたようですね…」という一文を見た時、
 自分の道は大変な道なのだろうか? そう自分が思っているだけなのではないか? 
 自分で大変だと決めつけているな…という気づきを感じることができました。

 次の日、経営者の方を交えたミーティングというものがありました。
 新人だから出ても出なくてもいいよと言われていましたが、
 せっかくだから出てみようという気持ちになりました。

 そこから雰囲気が変わってきました。よく聞いてみると、みなさん、会計士の
 資格取得のきっかけはとても何気ないもので、あんまり難しく考えなくていい、
 という話をたくさん聞き、自分で自分のハードルをあげていたことがわかりました。

 真面目さゆえに自分で自分を苦しめてしまうことが多いですが、それを手放すと、
 ちゃんと◯◯さん! と名前も呼んでもらえるようになり、
 心の転換によって目に見える環境も変わっていくんだなと思いました。

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