すべてを受け入れて良しとすると、親子の心がつながってくる

40代男性

全てを受け入れて良しとしたら親子の心がつながったという話をしたいと思います。

数日前ですけど、コロナウィルス対策で早く帰ったときのことです。

子供と一緒にお風呂に入り、上がってゆっくりとする時間がありました。
布団も敷いてあとは寝るだけ、明日の準備をしようとかがんでカバンを開けていたときのことです。

チャックを開けていたら、後ろから娘がパパって抱きついてきました。
私は少しびっくりして、立ち上がったらそこにはプラスチックの観葉植物の鉢があり、
そこに頭をぶつけてしまいました。

痛いと思った瞬間、その鉢が落ちてきて、
砂がチャックを開けたばかりのカバンの中にざーっと入ってしまいました。

それを通して、とてもイライラした気持ちになってしまいました。

ワークもやって4~5年やってますから、否定すると良心がモヤモヤするに気づくのですけれど、
そういう感覚を通り越してイライラで心がいっぱいな状態になりました。

一生懸命ほうきで掃いていたら、妻が風呂から上がってきました。
どんな状況なのかを把握していませんから、自然な感じで
「この写真に写っているの○○さんじゃないの?」と私に声をかけてきました。

そこで私は「今、イライラしているから声かけないで」と妻を否定してしまいました。
まずい状況になったのは分かっていたのですが、もうそんなことは考えられない、
余裕のない心で掃除していたら、妻はこういう時に話しかけても難しいと判断したのか、
今度高1になる子供と話し始めました。

妻が「辞書持ってるの?」と息子に聞くと、「持ってるよ」と息子は答えました。
妻は「でも何年も使っていて古いよね? 高校に行ったら、電子辞書も使ってるよね?」
という話に進んでいきました。

その話を横耳で聞きながら、私も数年前、
電子辞書を12,000円くらいで買っていたことを思い出しました。

「学校推薦の電子辞書があるみたいよ」と、
チラシを見ながら36,000円するんだねという内容聞こえてきました。

36,000円!? それを聞いた瞬間、
今まで二人の会話に入ってなかったのですが、思わず、急に36,000円! と語り掛けてしまいました。

「数年前に買った電子辞書あるよね? あれ使ってないじゃない」というと、
息子は「あれ、電池入ってないもん!」と言い出しました。

私はその言葉に引っ掛かって、
「もう高校生なんだから、電池入ってないなら自分で入れたら良いじゃないか!」と
息子に言い放ってしまいました。

イライラがピークに達して、「高校生なんだから、いまは自主学習の時間なんだから、
ちゃんと計画を立てて予習復習をするべきだ」というような話を5分間、息子にぶつけてしまいました。

その後、子供は何とも言えないような表情で寝てしまいました。

翌日、ワークについて学ぶ機会があり、「全てを受け入れて良しとしたら、どう感じるでしょう?」
という投げかけがありました。全てを受け入れて否定するものがなくなったら、
平和な世界、一つの世界が見えてきますとのことで、それが私の心深くに落ちてきました。

全てを受け入れて良しとしよう…頭をぶつけても良い、
かばんに砂がかかっても良い、すべてを受け入れて、神様良しとします!と
自分の考えをおろす努力をしてみました。

更に、電子辞書は36,000円でも良いです、それを購入しても良いです、
勉強しないことに囚われないです、と下ろしていったら、
良心から「息子は自分のペースで勉強しているよ」と聞こえてきました。

そうだな、彼は彼のペースでやっているなと思えてきて、家に帰りました。

平安な気持ちで、昨日はすまなかったね、電子辞書欲しいの? と息子に聞くと、
「うん、欲しい!」と言ったので、じゃあ買ってあげるねと言ったら、
子供が凄くニコーっとして、目を輝かせながら笑顔になり、
口角も上がっていって、その白い歯を見ながら、とても可愛らしいなあと感じました。

すると子供が、「僕、勉強頑張る!」と言ってきたのですね。
昨日も夜12時くらいまで勉強していました。

私の心に映し出されたものが、現象世界に現れてくると何度も聞いていますが、
全てを受け入れて良しとするということを実践すると、
親子の心がつながって平安な世界が見えてくる、ということを体感しました。

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